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部門ご案内

『検査・放射線室』

業務内容

Business content

放射線室では、胸部・腹部のX線撮影、頭部・胸腹部のCT検査、歯科のパノラマ撮影などを診療管理棟3階で行っています。
全ての画像は各部門から閲覧できるようにPACS(画像保存システム)にて管理しています。

認知症診療に向けた新たな取り組みとしてMR・RI検査棟を開設し、脳の形態や機能を調べるため、強力な磁力と電波を用いるMR検査装置、放射性医薬品を用いる核医学(SPECT)検査装置を備え、ともに認知症診断に威力を発揮しています。

これら各種の検査業務を常に安心・安全を心懸けて、的確な画像情報を迅速に提供しております。

主要機器

Major equipment

一般X線撮影装置 UD150L-40
マルチスライスCT検査装置 Aguilion Lightning Helios
パノラマX線撮影装置 Hyper・GCM
移動型X線装置 シリウス130HP、tiara airy
放射線情報システム他 Hope/DrABLE-GX(RIS)、Synapse5(PACS)
MR検査装置 Ingenia 1.5T CX
核医学(SPECT)検査装置 Symbia T2
  • MR検査装置Ingenia 1.5T CX
  • マルチスライスCT検査装置
  • 核医学(SPECT)検査装置Symbia T2

認知症診療向け画像検査の紹介

Introduction of image inspection

認知症診断に関わる検査装置を備えた検査棟が平成29年春より運用を開始しました。
各検査装置と検査について紹介します。

検査棟内部の様子

MR検査

MR examination

MR検査は、高速な検査も可能なフィリップス社製1.5T装置を備え、静止の難しい方や体動のある方にも、可能な限り検査を行います。
頭部の検査時間はおよそ30分です.体内の磁性体の有無、検査の可否について十分にご注意ください。検査結果は画像診断の他、画像解析での結果も報告いたします。

頭部検査MRIのQ&A

MRI検査では、脳の萎縮の状態が分かります。アルツハイマー型認知症の初期では、脳全体では目立った萎縮はみられませんが、海馬などが萎縮していることがわかります。

アルツハイマー型認知症の人では
赤い矢印で示す海馬の萎縮がみられます。

富士フィルムRIファーマ株式会社提供

VSRADによる画像解析例

SPECT検査

SPECT examination

SPECT検査は、CT機能を持つシーメンス社製装置を備え、SPECTとCTの両検査が同じ検査室で可能となり、画像の合成にも威力を発揮します。
脳血流検査は、放射性医薬品の検査薬を用い検査時間はおよそ1時間、脳線条体検査では、検査薬注射後の待ち時間を含めて3時間程度が必要です。

検査結果はMR検査と同じく画像診断の他、画像解析での結果も報告いたします。
その他、心交感神経検査についても脳線条体検査と同程度の検査時間が必要です。

SPECT

SPECT検査では、脳の血流低下の状態がわかります。症状で診断がつかないくらい初期の認知症や軽度認知機能障害でも、脳の血流低下がみられます。

アルツハイマー型認知症の人では
後帯状回、前頂葉内側の楔前部などで脳血流量の低下が認められます。(○印緑部分)

(画像提供:国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンター センター長 松田博史)
富士フィルムRIファーマ株式会社提供

3D-SSPによる画像解析例

画像検査の予約(医療機関向け)について

認知症に関する画像検査について

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