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診療ご案内

『精神科救急医療センター』

当院では、精神科救急医療センターを設置し、地域で暮らす精神障害をもつ方が安心して生活ができるように365日、迅速に医療を提供できるようになりました。

救急受診の対象

Target of emergency visit

幻覚や妄想を体験し、言動や行動がまとまらなかったり、興奮していたり、あるいは反応が乏しくなって、みずから危険を回避できなくなっている場合。
抑うつが著しく、自傷行為が切迫している場合。

※泥酔もしくは酩酊状態の方は、お断りする場合があります。 ※精神症状があっても身体的処置や検査等が必要な場合は、一般科受診を優先していただく場合があります。

施設概要

Equipment outline

当院 西病棟(男女混合閉鎖病棟)

病床数

西1病棟 西2病棟
総数24床 総数36床
保護室12室 保護室2室
酸素吸入・吸引装置配備3室 酸素吸入・吸引装置配備3室
可変型病室(エラストピア)2室 -
準観察室2室 -
一般個室8室 一般個室8室

主な設備

電気けいれん療法器(サイマトロン)、全身用麻酔器、入退室管理セキュリティーシステムなど

診療基準

  • 精神病棟入院基本料(15対1)
  • 精神科救急入院料Ⅰ
  • 看護配置加算
  • 看護補助加算
  • 入院時食事療養(Ⅰ)

入院後の主な治療内容

Main treatment contents after hospitalization

ご本人、ご家族に十分な説明のもとに行われます。病状のためにご本人が必要な治療を受け入れられない場合は、精神保健指定医によって精神保健福祉法に基づき必要な治療が適正に行われます。

  1. 薬物治療

    病状に応じて鎮静などの薬物療法が十分な全身管理の下で行われます。

  2. 電気けいれん療法

    サイマトロンを設置しており、麻酔科医師による全身麻酔により、苦痛なく無けいれん性の電気けいれん療法を受けることができます。

  3. 作業療法

    回復しつつある患者さんは、リハビリテーションの一環として病棟内あるいは作業療法センター内で作業療法を受けることができます。内容は簡単なストレッチ体操、音楽鑑賞、アロマ足浴、手芸や書道などの手作業で、作業療法士がご本人の希望をもとにプログラムを提供します。

  4. 心理教育

    病状が改善傾向にある患者さんは、心理教室に参加することができます。少人数のグループで、医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉相談員をまじえて、病気について、お薬について、利用できる社会資源などについて学んでいきます。

  5. 家族教室

    ご家族は、家族教室に参加することができます。プライバシーが守られた環境でいろいろなご家族の体験談を聞いたりアドバイスを受けることができます。

  6. 多職種のスタッフによる退院援助

    病状が改善し退院にむけて準備するなかで、ご本人を中心にご家族、主治医、病棟看護師、精神保健福祉相談員、場合によっては退院後利用する訪問看護、ヘルパー、地域のソーシャルワーカーなどの多領域のスタッフが集まり、退院後治療を継続し安定した病状を保ちながら本人の望む生活を送るためにどのような支援が必要なのかを相談します。
    退院前にご自宅へ病棟スタッフが訪問し、具体的な支援を話しあうこともあります。

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